2024年12月期(以下、「当期」)の業績は、「音響機器関連」事業の成⾧及び円安効果、プリメディカの株式売却益等により、売上収益、事業EBITDA、営業利益、当期利益、いずれも大幅な増収増益となりました。
「音響機器関連」事業においては、基盤強化のための投資やマーケティング投資等により販管費が増加した一方で、欧米での販売好調や為替影響等に加えて、原価低減施策が奏功したことにより、業績は好調に推移いたしました。
「部品・材料」事業においては、ペン先カテゴリで主に中国や欧州地域の需要が停滞したことによる影響を受けた一方、MIMカテゴリで、輸送機器向け部品が順調に伸びたことにより、前年を上回り着地いたしました。
この結果、連結売上収益は前期比18.3%増の1,065億39百万円、当期利益につきましては、前期比58.1%増の161億20百万円と大きく伸長いたしました。
今回発表した中期経営計画 FY30では方針として、①既存事業の方針、②財務方針、③全社方針の3つを設定しております。
「①既存事業の方針」では、CAGRを10%以上とする目標を掲げます。各グループ事業が特定市場でのTOP/リーダー企業であるなかで、安定的な供給体制の確保は非常に重要なテーマであり、サプライチェーンの強化に向け、投資を実行していきます。そして、周辺事業のM&Aにも注力することで、更なる成⾧を目指します。
「➁財務方針」では、ROEを10%以上とする目標を掲げます。新領域のM&Aによるリターン、そして株主還元の強化により、達成を目指します。
「③全社方針」では、サステナビリティ経営及び人的資本経営にグループを挙げて取り組みます。毎年、目標を更新しながら、FY30に向けて推進してまいります。
今後も、「No.1/Only1を創造し続ける事業グループ」というビジョン実現と今回発表しました中期経営計画 FY30の達成に向け、グループ一丸となって取り組んでまいります。
株主の皆さまには、当社グループを引き続きご支援いただけますようお願い申し上げます。
2025年3月